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コスモス・ナチュラル認証について

Ⅰ. 認証取得のきっかけ
Ⅱ. オーガニック認証にも段階がありました
Ⅲ. 絶対に譲れないシルク配合量

 

 

 今年3月、Itoguchi ”シルク仕込みスキンケア ”シリーズとして、クレンジングミルク・泡洗顔料・ローション・クリームの4製品を発売しました。

シルクの良さを存分に楽しんでいただけるように開発したスキンケアラインです。
おかげさまで発売以来、たくさんの方から好評をいただいています。

この4製品には、「コスモス・ナチュラル」という認証マークがついているのをお気づきの方も多いと思います。

どのような背景でマークを付けることになったのか、開発時のアレコレをお話いたします。



Ⅰ.認証取得のきっかけ

 Itoguchiを立ち上げる前も、Silklifelab.JubanJubanブランドのシルク製品を発売してきました。

お肌に悩む方々から喜んでいただけましたし、シルクは人肌との親和性が高いという機能面はもちろんのこと、自社工場で生産した繭であることも、お客様に評価されてきた大きなポイントです。

ただ、それ以外にもさまざまな質問が届いておりました。

 

・自社工場で育てたというけれど、本当は中国産ではないの?

・容器は何製? 自然環境的にはどうなの?

・自分が使う化粧品で誰かを苦しめてはいないのか?

 

などなど。

シルク化粧品を選ぶお客様の中には、自然や命に対して高い意識を持っている方が多いのだな、と感じておりました。

もともと、シルク以外の成分も出来るかぎり天然由来成分を選んでおりましたし、容器もバイオマス素材や再生紙など、環境に配慮した素材を選んできました。

ご質問には毎回ていねいに返答してきたつもりですが、もしかして直接問い合わせずとも、同じことを思っているお客様はもっと多いのかもしれないと思い至った頃、ちょうどItoguchiのスキンケアシリーズの開発が始まっておりました。

そこで、信頼のある認証機関からオーガニック認証を取得して、そのマークを製品につけた方が、お客様の安心につながるだろうという結論にいたりました。

 

Ⅱ. オーガニック認証にも段階がありました

 情報を調べていく内に、エコサートジャパンという認証機関を通じて、世界的なオーガニックコスメの基準である「コスモス認証」を取得することになりました。

 製品にコスモス認証を受ける場合は、二つの段階があります。

「コスモス・オーガニック」
「コスモス・ナチュラル」

コスモス・オーガニックの方がより厳しい基準であり、配合成分中のオーガニック原料の割合などが細かく決められています。

当然、当社も最初はコスモス・オーガニックを目指して処方開発を進めました。

しかし、予想外の大きな問題が発生。

シルク原料はオーガニック原料として登録されていないため、配合量に制限がある、という問題でした。

当社のシルク原料を使うこと自体は、特に問題なく認められたのですが、それとオーガニック原料の登録は別物です。

そのため、シルク配合量を減らすことも勧められましたが、それでは当社が目指す化粧品にはなりません。

 

Ⅲ.絶対に譲れないシルク配合量

新潟の自社工場で大切に育んだ「みどりまゆ」。

調べれば調べるほど、化粧品原料としてのポテンシャルに満ちあふれており、本当は原液でお届けしたいぐらいだと思っておりました。

そのシルクの配合量を減らすという選択肢は当社にはありません。

コスモス・オーガニックではなく、一段下にはなりますが、コスモス・ナチュラルであれば、シルクの配合量に制限が無いとわかったため、今回はコスモス・ナチュラルの認証を取得することになりました。

 

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認証マークをつけることで、使用している原料の由来、製造方法、容器の素材、パッケージ方法・・・と、製品を構成するすべてがコスモス基準に沿っている、という証明になっています。

Itoguchiのスキンケアシリーズをご愛用いただいているみなさまには、たまに、ちらっとマークを見ていただけるとうれしく思います。


Itoguchi モイストクレンジングミルク(メイク落とし)180mL 


Itoguchi モイストリッチフォーム(泡洗顔料)150mL


Itoguchi モイストローション(化粧水)100mL


Itoguchi モイストクリーム(保湿クリーム)40g

 

 

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