十日町の
きもの産業から
始まった
みどりまゆの背景
新潟県十日町市は、京都に次ぐ日本第2位の着物の産地。
日本屈指の豪雪地帯ならではの湿潤な気候風土が、絹織物づくりに大変適しています。そのため、シルクの原料となるまゆを生産する養蚕業もかつては盛んでしたが、後継者不足などで徐々に衰退。十日町市に本社を構え、着物産業に従事するItoguchiを製造・開発するきものブレインは、養蚕文化を復活させたいという思いでこれまで誰も成功させていないみどりまゆの無菌人工養蚕にチャレンジ。繊細なみどりまゆの飼育は当初困難を極めましたが、専門家の協力のもと「無菌」で育てる方法を見出しました。3年間の悪戦苦闘のすえ、世界初の大型無菌工場が完成。みどりまゆを安定的に生産できるようになりました。