化粧品企画担当の出張サバイバル「スキンケア編」~スキンプロテクトクリームのススメ~

化粧品企画担当として、製造工場をはじめ、化粧品関係の展示会など、私はたまに出張に行きます。

当社は越後湯沢駅から新幹線に乗ることができるため、関東圏はなるべく日帰りにしていますが、スケジュールの都合によっては宿泊しますし、さらに遠方の場合は2泊以上になることもあります。

新幹線 とき 上越新幹線 出張

1.出張の相棒は「忘れ物」!? 

新入社員の頃から出張は多かったので、そこそこ慣れているのですが、慣れているが故の油断も多いです。

それは、忘れ物!!

さすがに仕事に関わる社用スマホ、PC、名刺、書類を忘れることはほとんどありません。
着替えも大丈夫です。前日の内に、コーディネートを決め、キャリーに入れてあります。

しかし、化粧品類は・・・ダメです。何度も忘れています。

私は昔から、朝スキンケア&メイクをして、使用した物の中から必要なものを選んでキャリーに入れて出発します。

メイク用品は毎日カバンに入れる習慣が出来ているのでいいのですが、スキンケアはなぜかダメです。

Itoguchiにはトラベルセットがあり、もちろんそれも活用しています。いったんそれを前日キャリーに入れておけばいいと、頭ではわかっています。しかし、仕事柄、開発中のサンプルや、試してみたい他社製品など、いろいろな物を組み合わせて毎日使用しているため、翌朝他のボトルと一緒にまとめて入れようとします。

その結果、いつも何かを忘れています。

 

2.絶望のホテル到着…スキンケア一式がない!

前回の出張(8月)は特にひどかったです。基礎化粧品をまるごと忘れました。朝、洗面所でポーチに入れたはずなのに、キャリーに入っていません・・・。

ヘアケア用品も忘れた私は、もう疲れ果て、ホテルから出る気力はなく、出たとしてもコンビニは近くに見当たらない場所でした。
あるのは、もともとキャリーやカバンに入れてあったアイテムだけ。これだけで夜と朝のスキンケアを何とかしなければなりません。

 

【かき集めた手持ちアイテム】

・他社の試供品パウチ(美容液×5、乳液×1、洗顔料×1
Itoguchi みどりまゆ スキンプロテクトクリーム×1
・発酵シルクブースター開発サンプル×1

 

スキンケア用品 サンプルサシェ クリーム

3.滝汗とがっちりメイク。なのにクレンジングがない…

特にクレンジング用品が無いのは非常に痛手です。
真夏の出張であったため、出発前の自宅でかなり日焼け止めとメイク崩れに気を配っていたのです。

当日の朝はItoguchiのモイストクリーム+UVクリーム+UVスプレーをつけた後、他社製品ですがメイクキープミストを一度シュッとかけています。その後、密着度高めのファンデーション、フェイスパウダー、ポイントメイクをしてから、さらにメイクキープミストをかけました。

汗っかきな体質のため、真夏に外を歩く際は、顔はもちろん頭からも滝汗が出ることもあるため、お肌への負担は心配ですが、しっかり対策をしています。
そのため、夜のクレンジングは念入りにしなければならなかったのですが…

4.プロの知識の見せどころ!?夜のサバイバル・スキンケア術

クレンジングが無いものは仕方ありません。持っているもので代用するしかありません。
そこで、頭をフル回転させます。こんな時こそ、勉強してきた化粧品の知識の見せどころ!?その結果導き出された最適解は、以下の通りです。

①乳液で疑似クレンジング!「油は油で」の法則

クレンジングの処方は様々ですが、「油は油でなじませる」の法則を使用します。乳液には必ず乳化剤(界面活性剤)が入っています。本来混ざり合わない水分と油分を混ぜるため、たいていの乳液には乳化剤が入っています。これがクレンジング剤の疑似的役割を果たし、肌から汚れを分離することができるはずです。

②タオルがお助けアイテム。蒸しタオルでブースト

なんとなく、ホテルの白くフワフワタオルを使用するのは申し訳なかったので、汗対策で持参したタオルに少し熱めのお湯を含ませて蒸しタオルにし、顔に載せました。毛穴を開かせて、メイク成分を柔らかくし、さらにタオルで優しく拭き取ります。その後ぬるま湯で丁寧にすすぎます。

③虎の子の「洗顔料ミニパウチ」をここで投入

一枚しか無い洗顔料はここで使います。乳液と蒸しタオルだけで大部分取れたと思いますが、やはりスッキリしません。乳液は洗い流す設計になっていないため、ここで洗顔料を使用することで、洗い残しは最小限に抑えられるかと。

④開発サンプルが化粧水代わりに!?

発酵シルクブースターの開発サンプルを持っていたのはラッキーでした!
620日発売済みですが、その前に何パターンもの処方でサンプルを作成していました。
その内の残りが、たまたまカバンに入っていました!
香りや粘度の違いでボツになった物ですが、商談のネタとして持ち歩く事がよくあるのです。導入効果だけでなく、しっかり保湿成分も入れているので、今回は化粧水を兼ねている!と思い込むことにしました。

⑤他社の美容液(何タイプでもドンと来い!)

他社ブランドの美容液は、化粧水タイプか、乳液タイプか、それとも全く別のテクスチャーか、これは開けてみないとわかりません。
しかし、④で保湿はしているので、どんなタイプでもまあなんとかなる!という気持ちで使用しました。たしかビタミンC中心の化粧水タイプでしたが保湿力も充分あって満足です。

⑥持ってて良かった!スキンプロテクトクリームでフタをして完了

このクリームは、全身どこに使用してもOKです。もともと介護関係の会社の依頼で開発した保護クリームなので、デリケートゾーンにも使えます。そのため、お顔にももちろんOK。スキンケアの最後に使用します。

お顔のお手入れはここまで。

ヘアケア用品も忘れていましたので、普段はお風呂上りに「シルキーHAIRミルク」を塗って乾かしますが、今回は代わりに「スキンプロテクトクリーム」を使用しました。

ヘアミルク程ヘア中心の成分が入っているわけではないものの、髪もお肌も基本は一緒!と自分に言い聞かせます。もちろん、理屈の上でも、潤いが足りていない部分にシルク成分が入り込み、表面をコーティングして守ってくれますので大丈夫です。ちょっとヘアミルクにくらべて伸びにくいぐらいが難点でしょうか…。

ここまで来れば大丈夫。あとは寝るだけです。

5.翌朝の試練…洗浄アイテムがない!

さて、次は翌朝のスキンケアです。
持っているものの中で残っているのはこちら。

・試供品の美容液ミニパウチ×4
・発酵シルクブースター(開発サンプル)×1
Itoguchi みどりまゆ スキンプロテクトクリーム×1

お気づきかもしれませんが、洗浄系がありません。さあ、どうしましょう。
私は普段、ホテルに備え付けのものはハンドソープ以外使用しません。全成分の記載がないと、なんとなく不安ですし、Itoguchiモイストシャンプーがあればシャンプー・トリートメント・ボディソープは兼ねています。(今回はモイストシャンプーも忘れたので、全部使用しましたけど…)

そこで、ハンドソープを良く見ると「FACE & HAND SOAP」と書いてあるではありませんか!

普段の私だったら持参の洗顔料以外使用しませんが、夏の朝のべた付いた顔を水だけで洗うのもイヤだなと思い、Tゾーンにだけ使用して、念入りにぬるま湯ですすぎました。

意外とさっぱり!

あとは夜と同じです。

発酵シルクブースター → 試供品の美容液 → スキンプロテクトクリームでスキンケア完了。UVクリームがありませんでしたが、手足のためにUVスプレーを持っていたので、念入りに顔に塗って、代わりにしました。

メイク用品は持っていたので、普段通りメイクをして、何食わぬ顔で出張先に出向くことができました。今回も、忘れ物だらけのピンチでしたがなんとか切り抜けることが出来て一安心です。

6.サバイバルに欠かせないおススメアイテム

さて、いかがでしたでしょうか。

化粧品会社の企画担当としてどうなんだ、と自分でも反省していますが、20年以上の年季の入った忘れ癖を直すのは難しく、代わりに身に付いたサバイバル術です。

他にも、「冬バージョン」「ワセリンしかない!」「メイク用ポーチを無くした!」などなど、私の出張サバイバル術はまだまだあります。

ちょうど9/15からスキンプロテクトクリームのキャンペーンが始まるため、そういえばこのクリームは出張サバイバルに欠かせない製品だったな、と思い出して今回のコラムを書きましたが、他のサバイバル術は、また別の機会にお話しできればと思います。

 

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監修者

ツジイ ノリエ ( TSUJII NORIE )

株式会社きものブレイン 化粧品企画担当

新潟大学農学部卒、大学院自然科学研究科(修士)修了。植物・土壌に関する調査分析について専攻。東京生まれ。着物好きが高じて新潟県十日町市に移住。長年にわたり着物に関わる中で、大学で培った科学的視点からシルクの可能性に着目。衣類はもちろん、医療品、化粧品としてのシルクの無限大の可能性を感じてきました。2015年養蚕事業が始まり、みどりまゆと出会ってからは、この価値を多くの人にお届けしたいという思いで化粧品の企画と開発を担当。

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