【シルクのプロが伝授】洗濯・保管から肌・髪ケアまで。シルク製品を愛でる方法

お気に入りのシルク製品、その滑らかな肌触りと上品な光沢は、私たちの日々に特別な彩りを与えてくれます。しかし、「シルクはデリケートだから、どう手入れすれば良いの?」と不安に感じていませんか?本記事では、着物のお手入れ業界で長年の実績を持つ「株式会社きものブレイン(絹生活研究所)」の専門的な知見に基づき、シルク衣類や寝具を自宅で美しく、そして長く愛用するための具体的な手入れ方法を解説します。さらに、シルクのタンパク質としての特性に着目し、その恵みを肌や髪のケアにも活かす「シルク式ライフケア」という新しい概念と、希少な「みどりまゆ」由来の革新的な成分をご紹介。シルクと共に、より豊かで心地よい暮らしへと導くヒントがここにあります。
光沢のあるシルク生地

1.シルク製品を自宅で美しく手入れする方法

シルクがデリケートな理由:タンパク質という素材特性

シルクは、蚕の繭から作られる天然繊維であり、その主成分は「タンパク質」です。これは人間の肌や髪と同じアミノ酸で構成されているため、非常にデリケートな特性を持っています。タンパク質は熱やアルカリに弱く、高温で変性する可能性があります。アルカリ性の洗剤に触れると繊維が傷んだり、黄ばんだりすることもあります。この肌と同じような繊細さが、シルクを特別なケアが必要な素材にしている理由です。

シルク 生糸 糸の束

着物お手入れ業界No.1シェアの知見から:シルク製品の正しい洗濯方法

大切なシルク製品を長く愛用するためには、適切な洗濯方法を知ることが不可欠です。品質表示タグにて、ご家庭での洗濯が可能なシルク製品であっても、不安は尽きないと思います。着物のお手入れ業界で長年の実績を持つ「株式会社きものブレイン(絹生活研究所)」の専門的知見に基づき、自宅でできるシルクの洗濯方法を具体的にご紹介します。

洗濯温度:シルクを傷めないぬるま湯の活用

シルクは熱に非常に弱い性質を持つため、洗濯の際は「30℃以下のぬるま湯」、または「水」を使用することが重要です。熱いお湯は、シルクのタンパク質を変性させ、縮みや色落ち、光沢の喪失といった取り返しのつかないダメージを与える可能性があります。必ず水温を確認し、優しく洗いましょう。

洗剤選び:中性洗剤が必須な理由

シルクはアルカリ性に弱いため、一般的な弱アルカリ性洗剤の使用は避けてください。必ず「中性洗剤」を使用することが必須です。中性洗剤は繊維への負担が少なく、シルクのデリケートなタンパク質構造を守りながら汚れを落とします。市販されているおしゃれ着用洗剤の多くは中性です。より安心して使用したい場合は、シルク専用洗剤を選ぶと良いでしょう。

優しく洗う:手洗いと洗濯機使い分けのコツ

シルクの洗濯は、衣類への負担が最も少ない「手洗い」が推奨されます。洗面器などにぬるま湯と中性洗剤を溶かし、衣類を優しく押し洗いしてください。ゴシゴシ擦るのではなく、数回押し沈める程度で十分です。すすぎは、泡が出なくなるまで水を入れ替えながら、丁寧に押し洗いしてください。洗濯機を使用する場合は、必ず「手洗いコース」や「ドライコース」などの弱水流コースを選んでください。型崩れや摩擦を防ぐために「洗濯ネット」に必ず入れて洗いましょう。

脱水・干し方:風合いを守るための最終ステップ

洗濯後の脱水は、シルクの風合いを保つために非常に重要です。洗濯機で脱水する場合は、短時間(30秒〜1分程度)に留めましょう。完全に水分を取り切るのではなく、水が滴らない程度に抑えるのがポイントです。手で絞ると繊維を傷めるため、洗濯機の脱水を使用しない場合は、バスタオル等で優しく包んで水分を吸い取ってください。干す際は、直射日光による変色や劣化を防ぐため、必ず「風通しの良い日陰」で干しましょう。ハンガーにかける際は、重みで型崩れしないよう、厚みのあるハンガーを使用するか、平干しネットを利用して形を整えて干しましょう。

シルク製品を長持ちさせる保管の秘訣

シルク製品は、洗濯だけでなく保管方法にも注意が必要です。正しく保管することで、美しい状態を長く保つことができます。まず、保管前には必ず汚れを落とし、完全に乾燥させてください。湿気が残っているとカビや黄ばみの原因となります。直射日光が当たる場所は避け、光による変色を防ぎましょう。

また、シルクは虫害にも遭いやすい素材です。通気性の良い不織布カバーに入れるか、防虫剤と一緒に保管することをおすすめします。防虫剤は衣類に直接触れないように注意し、定期的に交換しましょう。長期間保管する場合は、折りたたむ際にシワがつきにくいよう、厚紙などを挟むと良いでしょう。ハンガーにかける場合は、肩幅に合った厚手のハンガーを選び、型崩れを防いでください。

2.シルクで叶える、肌と髪の「シルク式ライフケア」

大切なシルク製品を丁寧にケアするように、私たち自身の肌や髪もシルクの力で慈しむ。「絹生活研究所」は、そんな「シルク式ライフケア」という新しい概念を提案しています。これは、衣類だけでなく、肌や髪も美しく保ちたいと願う方々にとって、非常に魅力的なアプローチと言えるでしょう。

肌や髪もシルクと同じタンパク質:ケアの連鎖

私たちの肌や髪、そしてシルクは、実は同じ「タンパク質」で構成されています。この共通点こそが、シルクの持つ保湿性や保護作用が、肌や髪にも同様の効果をもたらす根拠です。シルクが衣類に与えるしっとりとした質感や柔らかな風合いは、肌や髪にも潤いと健やかさをもたらす可能性を秘めているのです。肌や髪をシルクと同じように大切にケアすることで、その美しさを内側から引き出し、より豊かな毎日へと繋げます。

希少な「みどりまゆ」とは?独自成分の秘密

「絹生活研究所」は「シルク式ライフケア」の要として、自社の無菌養蚕工場で生産される希少な国産繭「みどりまゆ」を使用しています。このみどりまゆは、一般的な白い繭とは異なり、天然のフラボノイドを含有しているため、美しい黄緑色をしています。この希少なみどりまゆから抽出されるのが、独自のシルク成分「加水分解セリシン」と「加水分解フィブロイン」です。これらの成分は、シルク本来の機能性を最大限に引き出すために、特殊な製法で精製されており、その高い機能性と希少性から注目を集めています。

みどりまゆ 繭玉

加水分解セリシン:シルクの保湿力をあなたに

「加水分解セリシン」は、みどりまゆから抽出されるシルク成分の一つで、優れた保湿力を持つことで知られています。セリシンは、人の肌の天然保湿因子(NMF)と似たアミノ酸組成を持ち、肌の角質層に浸透して水分を保持する働きがあります。これにより、乾燥から肌や髪を守り、しっとりとした潤いを与えます。また、肌への刺激が少ないため、敏感肌の方でも安心して使用できる点が特長です。

加水分解フィブロイン:シルクの保護ベール

もう一つの独自成分が「加水分解フィブロイン」です。フィブロインは、シルクの繊維を構成する主成分であり、肌や髪の表面に薄い保護膜を形成する働きがあります。この保護ベールが、外部刺激(乾燥、摩擦など)から肌や髪を守り、バリアをサポートします。また、光沢を与える効果も期待でき、髪にはツヤ、肌にはなめらかさを与えることで、より健やかな状態へと導きます。

【製品紹介】シルクの恵みを日常に

「絹生活研究所」では、この希少なみどりまゆ由来の独自成分を配合した製品を通じて、シルクの恵みを日々の生活に取り入れることを提案しています。衣類ケアからボディ・ヘアケアまで、シルク本来の力を最大限に活かした製品をご紹介します。

ulfada(ウルファーダ)衣類のシルクトリートメント:風合いを守る衣類ケア


ulfada(ウルファーダ)衣類のシルクトリートメント500mL税込4,950円

ulfada(ウルファーダ) 500mL 税込4,950円

大切な衣類にシルク成分を与え、肌あたりを良くするためにめに開発されたのが、「ulfada(ウルファーダ)衣類のシルクトリートメント」です。この衣類用のトリートメントは、みどりまゆから抽出された加水分解セリシンを配合しており、洗濯後の衣類に使用することで、シルク以外の繊維であっても、シルクに近いなめらかさや風合いを与えてくれます。着用時には着心地の良さはもちろん、インナーなど直接肌へ触れる製品の場合は、肌へシルク成分を移してくれます。シルク以外の繊維にシルク成分を与えることはもちろん、シルク製品に使用することもお勧めです(”追いシルク”、と私たちは呼んでいます)。風合いを保護し、シルク本来のなめらかさを維持し、抗菌防臭効果もあるため、自宅で手洗いする際に使用することで、お気に入りのシルク製品をより長く、快適に保つことができます。(念のため、目立たない部分に少量付けてからのご使用をお勧めします。)

Itoguchi みどりまゆBODY & HAIRモイストシャンプー:シルク成分で洗う贅沢

Itoguchi みどりまゆ BODY & HAIR モイストシャンプー(ボトルと化粧箱)

Itoguchi みどりまゆBODY & HAIRモイストシャンプー 400mL 税込3,960円

肌と髪を同時にケアできるのが、「Itoguchi みどりまゆBODY & HAIRモイストシャンプー」です。このシャンプーは、加水分解セリシンを贅沢に配合しており、洗いながらも肌と髪に潤いを与え、しっとりとした洗い上がりを実現します。きめ細かな泡立ちで優しく汚れを落とし、デリケートな肌や髪を乾燥から守ります。シルク成分が髪一本一本をコーティングし、指通りの良いなめらかな髪へと導くとともに、肌にはしっとりとした保湿感をもたらします。

3.まとめ:シルクと共に、より洗練された暮らしを

本記事では、大切なシルク製品を長く美しく愛用するための手入れ方法と、シルクが持つタンパク質としての特性を活かした「シルク式ライフケア」についてご紹介しました。

着物のお手入れ業界で長年の実績を持つ「株式会社きものブレイン(絹生活研究所)」が培ってきた専門知識は、デリケートなシルク製品の洗濯から保管に至るまで、その風合いと品質を保つための具体的なヒントを与えてくれます。正しい知識とケアを実践することで、お気に入りのシルク衣類や寝具は、あなたの日常に上質な輝きを与え続けてくれるでしょう。

さらに、シルクを構成するタンパク質に着目し、希少な「みどりまゆ」由来の独自成分「加水分解セリシン」を配合した「ulfada衣類のシルクトリートメント」や「Itoguchi みどりまゆ BODY & HAIR モイストシャンプー」は、単なる製品ケアに留まらず、ご自身の肌や髪のケアへと広がる新しいライフスタイルを提案します。

シルクの恵みを衣類から肌、髪へと取り入れることで、より洗練された、心地よい暮らしを実現できるはずです。この機会に、シルクと共に美しく豊かな毎日を育んでみてはいかがでしょうか。

監修者

ツジイ ノリエ ( TSUJII NORIE )

株式会社きものブレイン 化粧品企画担当

新潟大学農学部卒、大学院自然科学研究科(修士)修了。植物・土壌に関する調査分析について専攻。東京生まれ。着物好きが高じて新潟県十日町市に移住。長年にわたり着物に関わる中で、大学で培った科学的視点からシルクの可能性に着目。衣類はもちろん、医療品、化粧品としてのシルクの無限大の可能性を感じてきました。2015年養蚕事業が始まり、みどりまゆと出会ってからは、この価値を多くの人にお届けしたいという思いで化粧品の企画と開発を担当。

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