このリップ、白いです!モイストリップエッセンス開発裏話
皆さま、こんにちは。Itoguchiの製品企画担当です。
新しい年を迎え、冷たく乾燥した空気が気になる季節ですね。
この度、Itoguchiから待望の新製品「みどりまゆ モイストリップエッセンス」が誕生しました。
実はこのリップ、企画から完成まで、私たちのこだわりと「想定外」がぎゅっと詰まった、ちょっぴり個性的なアイテムなんです。今日はその開発裏話を少しだけお届けします
<目次>
Ⅰ.なぜ「オイル」ではなく「水分」だったのか
唇の悩みって、尽きないですよね。 それもそのはず、唇は皮膚と粘膜の境目にあるとてもデリケートな場所。角質層は他の皮膚の3分の1ほどの薄さしかなく、皮脂腺もほとんどありません。自らバリアを作る「皮脂膜」が持てないため、水分はどんどん蒸発し、荒れやすいという宿命を背負っています。
世の中にあるリップケアの多くは、バームやオイルといった「油分」が中心です。 でも、Itoguchiがリップを企画したとき、真っ先に思ったのはこうでした。
「お肌と同じように、唇にだって水溶性の保湿成分をたっぷり届けたい!」
私たちには「みどりまゆシルク」という、素晴らしい水溶性保湿成分があります。これを使わない手はありません。「水分と油分をバランスよく与え、乳液のようになじんで保護する」――そんな、今までにない理想のリップを目指して開発がスタートしました。
Ⅱ.処方担当者を泣かせた(?)シルクの二段構え
言葉で言うのは簡単ですが、これが本当に難しかったのです……。処方担当者を数ヶ月悩ませることになりました。
Itoguchiの核となる「みどりまゆシルク」由来の保湿成分には、2つの主役があります。
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加水分解セリシン:スッとなじんで角層を潤す、サラサラの液体。
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加水分解フィブロイン:セリシンより高分子で、条件によってゲル状になる不思議な性質。
この2つを絶妙なバランスで配合することで、「セリシンが内側を潤し、フィブロインが外側をカバーする」という、シルクによる鉄壁の二段構えが完成します。さらに植物由来の油分で蓋をすれば完璧!……のはずが、人によって異なる唇の厚みや形、構造に阻まれ、なかなか全員が納得する答えに辿り着けませんでした。
Ⅲ.最大の衝撃。「これ、白いですけど大丈夫ですか?」
試作を重ねる中で、ある日届いた「試作1号」。それを見たスタッフ一同、思わず顔を見合わせました。
「……唇が、白い!!」

そうなんです。塗った瞬間、唇が驚くほど白くなるのです。「これ、お客様に受け入れてもらえるかな?」という不安がよぎりました。
しかし、よく考えてみればこの「白さ」こそが、シルク成分を高配合している証。 「だったら、この白さをチャームポイントにしてしまおう!」と、私たちは前向きに舵を切ることにしました。
実際にお試しいただくと、塗り広げた瞬間は真っ白になりますが、数分経つとスッとなじんで透明に変わります。その後の唇は、驚くほどツヤツヤでぷるぷる。白から透明へ変わるプロセスは、まるでシルクが唇に溶け込んでいく合図のようで、使っていてとても楽しいですよ。

Ⅳ.翌朝の鏡が、きっと楽しみに。
テクスチャー、保湿の持続、保護力。もう何度目かわからないほどの修正を経て、ようやく理想の処方が決まりました。
唇は、その人の印象を左右するとても大切なパーツです。 夜、お休み前にたっぷり塗ってケアしてあげてください。翌朝、鏡を見たときのふっくらとした唇に、きっと気分も上がるはずです。
もちろん、メイク前のリップベースとしてもお勧めです。 Itoguchiが自信を持ってお届けする、ちょっと不思議でとっても心強い「白い」リップエッセンス。皆さまの冬のパートナーになれたら嬉しいです。
[商品ページはこちらから] Itoguchi みどりまゆ モイストリップエッセンス
Itogcuhi みどりまゆ モイストリップエッセンス 10g 1,980円(税込)
監修者:
ツジイ ノリエ (TSUJII Norie)
株式会社きものブレイン 化粧品企画担当
新潟大学農学部卒、大学院自然科学研究科(修士)修了。植物・土壌に関する調査分析について専攻。東京生まれ。着物好きが高じて新潟県十日町市に移住。長年にわたり着物に関わる中で、大学で培った科学的視点からシルクの可能性に着目。衣類はもちろん、医療品、化粧品としてのシルクの無限大の可能性を感じてきました。2015年養蚕事業が始まり、みどりまゆと出会ってからは、この価値を多くの人にお届けしたいという思いで化粧品の企画と開発を担当。


