【シルクの秘密】成分を知れば納得!乾燥・ハリ不足に悩む肌を潤す「加水分解セリシン・フィブロイン」の力

「シルク」と聞くと、そのなめらかな肌触りや上品な光沢を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。実は、このシルクには私たちの肌や髪を健やかに保つための素晴らしい美容成分が豊富に含まれています。しかし、「シルクの成分って具体的に何?」「どうして肌に良いの?」と疑問に思っている方もいるかもしれません。この記事では、スキンケア・ヘアケア製品を展開する絹生活研究所の視点から、シルクの主成分である「加水分解セリシン」と「加水分解フィブロイン」に焦点を当て、その嬉しい効果と、絹生活研究所が品質にこだわる理由を分かりやすく解説します。この記事を読めば、シルク成分があなたの肌悩みをどう解決してくれるのか、そしてなぜ絹生活研究所の製品が選ばれ続けているのかがきっと分かります。乾燥やくすみ、ハリ不足にお悩みの方、ぜひ最後までご覧ください。

白いシルク生地に上に乗っている「みどりまゆ」繭玉

1.シルクの主成分:セリシンとフィブロイン

2.化粧品原料で使われる「加水分解」とは?

3.シルクの美容成分①:加水分解セリシン

4.シルクの美容成分②:加水分解フィブロイン

5.絹生活研究所のこだわり:清潔な繭から生まれる高品質原料

6.まとめ:シルク成分で潤いとハリのある肌へ

1.シルクの主成分:セリシンとフィブロイン

シルクが持つ美容効果は、主に「セリシン」と「フィブロイン」という2つのタンパク質成分によるものです。これらの成分は、蚕が作る繭を構成しており、それぞれ異なる特長と肌への働きを持っています。

繭の糸の電子顕微鏡写真

画像提供:東京農業大学 長島 孝行

セリシンは繭の外側を覆うように存在し、フィブロインは繭の中心部を形成する構造タンパク質です。どちらもアミノ酸が結合してできたタンパク質ですが、その構造や性質が異なるため、肌や髪にもたらす効果も多岐にわたります。セリシンは優れた保湿力を持つことで知られ、一方のフィブロインは肌のハリや弾力をサポートする役割を担っています。これらの成分が、古くから人々に愛されてきたシルクの美容パワーの源なのです。

2.化粧品原料で使われる「加水分解」とは?

シルクのタンパク質は分子量が大きく、そのままでは肌に浸透しにくいという特性があります。そのため、化粧品原料として効果的に活用するには、「加水分解」という工程が不可欠です。加水分解とは、水分子を加えて、より小さな分子に分解する化学的なプロセスのことを指します。
繭に含まれる天然のタンパク質を、”化粧品として使いやすい大きさまで「水を使って切り刻む」工程”だと考えると分かりやすいです。

この処理によって、シルクのタンパク質は低分子化され、肌や髪への浸透性が格段に高まります。浸透性が高まることで、シルクが持つ保湿力や保護力といった美容効果を、肌の奥*までしっかりと届けることが可能になるのです。加水分解されたシルク成分は、肌に塗布した際に、より効率的に作用し、乾燥やダメージから肌を守り、潤いやハリを与える役割を果たします。

*角質層まで

3.シルクの美容成分①:加水分解セリシン

加水分解セリシンの特長

加水分解セリシンは、フィブロインの表面を覆うタンパク質「セリシン」を、肌に浸透しやすいように低分子化した成分です。肌の天然保湿因子(NMF)と非常に似たアミノ酸組成を持っているため、肌へのなじみが良く、角質層のすみずみまで浸透し、肌本来のうるおいをサポートします。また、肌表面に薄い保護膜を形成することで、水分の蒸発を防ぎ、乾燥などの外部刺激から肌を守る働きも期待できます。

加水分解セリシンの肌への効果

加水分解セリシンは、その優れた保湿力と保護作用により、肌に様々な良い効果をもたらします。

  • 高い保湿効果で乾燥を防ぐ 肌の水分保持能力を高め、乾燥によるカサつきやつっぱり感を和らげます。これにより、肌バリアがサポートされ、健やかな状態を保ちます。

  • 肌荒れを防ぎ、なめらかな肌へ 外部刺激から肌を守ることで、肌荒れや敏感な状態を落ち着かせます。しっとりとしたうるおいを与え、キメの整った柔らかな肌へと導きます。

  • 乾燥による小じわを目立たなくする 肌にたっぷりの水分を供給し続けることで、乾燥が原因で目立つ小じわをふっくらとさせ、目立たなくする効果が期待できます。(実際に製品化する場合は、その処方で効能評価試験を必ず行います。)

4.シルクの美容成分②:加水分解フィブロイン

加水分解フィブロインの特長

加水分解フィブロインは、繭の中心を構成するタンパク質(いわゆる絹糸)を低分子化した成分です。セリシンが接着剤のような役割を果たすのに対し、フィブロインは丈夫な繊維そのもの。このフィブロインを加水分解することで、肌への浸透*を高め、より効果的に美容成分を届けられるようになります。特に、肌のハリや弾力をサポートする働きに優れており、肌のキメを整え、なめらかな肌触りへと導く特長があります。

*角質層まで

加水分解フィブロインの肌への効果

加水分解フィブロインは、加水分解セリシンよりも分子量が大きく、被膜を作って肌や髪を保護するなど、様々な良い影響をもたらします。主に、以下のような効果が期待できます。

  • 肌にハリと弾力を与える 加水分解フィブロインは、肌の土台を支えるコラーゲンやエラスチンに似たアミノ酸組成を持つため、肌本来のハリと弾力をサポートすることが期待されています。年齢とともに失われがちな肌の弾力感かをサポートし、ふっくらとした若々しい印象の肌へ導きます。

  • 肌のキメを整える 肌表面の薄い潤いの膜を張ることで凹凸をなめらかにし、キメの整った肌へと導きます。光を均一に反射するようになり、肌全体に自然なツヤと透明感が生まれます。これにより、肌バリアを助け、化粧ノリの良い、美しい肌へと導いてくれます。

5.絹生活研究所のこだわり:清潔な繭から生まれる高品質原料

無菌養蚕工場と「みどりまゆ」

絹生活研究所が提供する製品の高品質なシルク成分は、徹底した衛生管理のもとで生産されています。特に注目すべきは、希少な国産繭である「みどりまゆ」を、クリーンルームで管理された無菌養蚕工場で育てている点です。一般的な養蚕では屋外で行われることが多いですが、絹生活研究所では外部からの不純物混入を徹底的に防ぐことで、非常に清潔な繭を生産しています。この清潔な環境で育った繭から抽出されるシルク原料は、不純物が極めて少なく、肌にやさしい高品質な成分として製品に配合されます。このこだわりこそが、肌への効果を最大限に引き出すための基盤となっているのです。

みどりまゆ 繭玉

高配合を実現する原料の自社抽出

絹生活研究所のもう一つの大きなこだわりは、シルク原料の「自社抽出」です。通常、化粧品メーカーは外部から原料を調達することが多いですが、絹生活研究所では、無菌養蚕工場で育てた「みどりまゆ」から、加水分解セリシンや加水分解フィブロインといった美容成分を自社で抽出し、化粧品原料として使用しています。この一貫した生産体制により、シルク成分を製品に「高配合」することが可能となります。高配合されたシルク成分は、肌に十分な潤いを届け、乾燥やハリ不足といった悩みに深くアプローチします。自社で全てを管理することで、品質の安定と、シルク本来の力を最大限に引き出す製品開発を実現しているのです。

6.まとめ:シルク成分で潤いとハリのある肌へ

この記事では、シルクが持つ素晴らしい美容効果の秘密を、「加水分解セリシン」と「加水分解フィブロイン」という2つの主要成分に焦点を当てて解説してきました。

ビーカーと三角フラスコに入った薄黄色の加水分解セリシン

加水分解セリシンは、その優れた保湿力で、肌の乾燥を防ぎ、しっとりとした潤いを保つ役割を担います。一方、加水分解フィブロインは、肌に潤いの皮膜を張り、さらに肌のハリや弾力をサポートし、キメの整ったなめらかな肌へと導く成分です。製品によってこれら2つのシルク成分を使い分けたり、2つとも使用して協力し合うことで、乾燥やハリ不足といった様々な肌悩みにアプローチし、健やかな肌へと導くことが期待できます。

また、絹生活研究所では、無菌養蚕工場で大切に育てられた「みどりまゆ」を含む高品質な繭を使用し、自社で丁寧に成分を抽出・加工しています。これにより、肌への優しさと確かな効果を両立した製品をお届けできるのです。

天然由来のシルク成分がもたらす、肌本来の美しさを引き出す力をぜひお試しください。絹生活研究所の製品が、あなたの肌に潤いとハリを与え、自信に満ちた毎日をサポートできることを願っています。

 

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Itoguchi みどりまゆ シルク仕込みスキンケアシリーズ

 

監修者:
ツジイ ノリエ (TSUJII Norie)
株式会社きものブレイン 化粧品企画担当
新潟大学農学部卒、大学院自然科学研究科(修士)修了。植物・土壌に関する調査分析について専攻。東京生まれ。着物好きが高じて新潟県十日町市に移住。長年にわたり着物に関わる中で、大学で培った科学的視点からシルクの可能性に着目。衣類はもちろん、医療品、化粧品としてのシルクの無限大の可能性を感じてきました。2015年養蚕事業が始まり、みどりまゆと出会ってからは、この価値を多くの人にお届けしたいという思いで化粧品の企画と開発を担当。

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